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中国の曹剛川国防相が訪日し、高村正彦防衛相と会談した。中国国防相の訪日は9年半ぶりで、
防衛首脳会談は03年に当時の石破茂防衛庁長官が訪中し、会談して以来4年ぶりのことだ。
日中の防衛交流は小泉純一郎前首相の靖国神社参拝で凍結状態になっていたが、
曹国防相の訪日を契機に本格的に再開されることになった。4月の安倍晋三首相と温家宝首相との会談では
防衛交流の促進が確認されており、日中の「戦略的互恵関係」の具体化として、これを契機に交流が深まることを期待したい。
防衛交流の狙いは軍事のプロ同士が互いの能力や意図を知ることによって、信頼の醸成をはかることにある。
知らないことによって不要な警戒感が生じ、それによって緊張が高まることは避けなければならない。
会談で高村防衛相は「基本的なデータが公表されていない」と中国側に国防費の中身に関する情報公開を求めた。
中国側からは具体的な回答はなかったが、今後もあらゆる機会をとらえて軍事力の透明性を要求すべきである。
近年、軍事費を増大させる中国に対する日本側の警戒感は強まり、それが中国脅威論にもつながっている。
中国が公表した国防費は19年連続で2けたの伸び率を記録し、日本の防衛白書でも「過去19年間で
名目上16倍以上の規模まで増額した」と分析した。
中国が国防費の詳しい内訳を示していないため実態がつかめていないが、米国防総省は軍事関連の
研究開発費などが国防費に含まれておらず、実際は公表額の2倍以上になる可能性も指摘している。
今年1月の人工衛星破壊実験に関しても中国からは詳しい説明がない。
中国は宇宙の非軍事化を強調しているが、宇宙空間における軍事技術の透明性も不十分だ。(続く)
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
▽過去ログ
【社説】 防衛白書 中国との安保対話を深めよ 首脳の相互訪問が軌道に乗り日中関係は改善 防衛交流を拡充する好機である…讀賣新聞
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【政治】 安倍首相「日中両国の防衛面での交流と協力は非常に重要」 中国国防相と会見 日中の防衛交流促進で一致
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