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石原慎太郎知事は３１日の記者会見で、警視庁の巡査長が女性を射殺後、拳銃（けんじゅう）で自殺した
事件で、死亡退職による退職金が巡査長に支払われることについて「私は論外だと思います」と述べた。
この日の会見要旨は以下の通り。
－－女性射殺事件をめぐる巡査の退職金問題について
「その警察官に？ 退職金払うの？ 僕は初めて聞きました。やっぱり警視庁の見識の問題じゃないんですか。
危機管理、人間管理の問題でね、これは。私はやっぱり論外だと思いますなぁ。自分が死んだから
自殺したから、人殺してるんだから。こんな訳の分からん人物にこれだけの事件を起こして、警視庁がですね、
どういうルールか知らんけど、退職金を払うとは警察の沽券（こけん）全体にかかわるから、しっかり
考えてもらわないと困るね」
「その警察官に同情があるかは知らないけど、やっぱり世間というものと兼ね合いでね。しかも、警察という
生命の安全を本来預かる立場の人間がそういうことをしたんで、それにまで条例があるから退職金を
払うというのは私はちょっと信じられない。私が都民だとしたら、やっぱり非常に違和感を感じますね。
警察に対する信頼というものも、阻害されるんじゃないかという気がしますがね」
－－１１月に予定される三宅島のバイクレースで、バイクメーカー数社が協力を辞退したことの影響は
「（レースへの影響は）ないと思いますね。スポンサーはこれからいくらでも探しますから。
何もフォーミュラーのあるレースにね、そのファクトリーチームがメカニカルに全面的にバックアップする
必要はない。要するに素人に走ってもらえばいいんでね。ですから危険な公道は除外して。この間村長と
お話ししましたけど、来年からは全然周りに人が住んでいないちぃちゃな半島みたいな島があるんですよ。
溶岩でできた、ここにもですね、公道がありますからね。そういったものを使ってやろうと思う」
(後略)
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