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・朝日新聞社「AERA」最新号は「中国の『毒』は日本から」というタイトルの記事を掲載した。
記事は、日本は中国の食品安全問題に対して、逃れようのない責任を負うと指摘。
「商社マン、養鰻業者、養蜂業者は、中国の農薬も抗生物質も、みな日本から来たと証言する」
と書いている。
「クロラムフェニコールにストレプトスリシンを加えるような強い副作用を持つ抗生物質の
配合を中国に教えたのは誰だ?日本だ」―。最近の中国食品騒動を前にこう話すのは、
日中両国の養蜂業に精通する健康食品会社「ジャパンローヤルゼリー」の山口喜久二会長(64)。
山口会長は「中国の養蜂業者が抗生物質を使用する理由を問うのなら、その原因は品質を
無視して、容赦なく値切るだけの日本の商社にある」と語る。山口会長によると、日本の商社は
品質よりも生産高を重視する。中国の養蜂業者は彼らの要求を満たすため、あらゆる方法を
尽くしてミツバチを働かせるしかなく、ミツバチが過労で病気になる可能性が高まったのだ。
日本の商社と農薬生産企業が1980年代後半に中国に持ち込んだ、さまざまな抗生物質が
登場したのは、この時だ。
山口会長は「もし日本の商社が品質に応じた値段で中国の食品を買うのなら、質朴な中国の
農民は彼らの要求に沿って懸命に働くに違いない。だが日本の商社は、価格を中国国内の
流通価格の7割、ひどいケースでは5割にまで抑えるので、中国の養蜂業者は積極性を失った。
どんなに良い商品を生産しても、狂ったように値切られるだけなので、中国の養蜂業者の
品質管理意識は希薄になってしまったのだ」と語る。
山口会長は、すべての過程を振り返り「これは現地の養蜂業者が異口同音に言うこと。
抗生物質が日本で使用を禁止された時、なお大量の在庫を抱えていた日本の企業と商社は、
非常に安い価格で抗生物質を中国に持ち込んだ。中国にしてみれば、抗生物質の使用
方法も、抗生物質自体も、みな日本から来たのだ。それなのになぜ日本は、今なお
あれこれ騒いでいるのだ?」と語る。(抜粋)
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