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★ネット喫茶難民5400人 20代が最多、日雇いが半数
・住所不定でインターネットカフェを泊まり歩く「ネットカフェ難民」が全国で約5400人に
上るとみられることが28日、厚生労働省の初の実態調査で分かった。20代が27%で
最多だが、50代も23%おり、高齢層にも広がっていた。半数が日雇いの仕事で、
低賃金の不安定な働き方が背景にあることも裏付けられた。
6-7月に全国のネットカフェ87店の宿泊客約1700人にアンケート。これとは別に
東京、大阪の店の前で362人に聞き取りをした。
その結果、ネットカフェの客で「住居がなく寝泊まりするために利用している」のは8%。
これを全国の宿泊利用者推計数にかけて約5400人と算出した。
就業形態をみると、東京では職場で直接雇用される日雇い労働者が35%、日雇い
派遣労働者が14%。契約が1カ月未満の人も含めると短期労働者が58%を占めた。
失業者も17%いた。
平均月収は東京で11万円、大阪で8万円。40%以上が路上生活を経験していた。
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※画像:ネットカフェで1年以上暮らす24歳の男性=5月、東京・蒲田
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