07/08/27 18:10:42 0
・内閣改造で厚生労働相への就任が決まった舛添要一前参院政審会長(58)=無派閥。
これまで安倍首相批判を展開してきただけに、首相としては、舛添氏を入閣させることで、
“お友達内閣”脱却を印象づける狙いがあるようだ。舛添氏は母親の介護経験をきっかけに
政界に転身した経緯があり、党内では「厚労相はうってつけ」(党中堅)との声も出ている。
首相 「あなたが取り組んできた分野だからしっかりやってほしい」
舛添氏 「どこまでやれるか分からないが命懸けでやる」
午後2時過ぎ、首相は都内の自宅にいた舛添氏の携帯に電話をかけて厚労相就任を
要請、舛添氏は快諾した。
舛添氏は参院選の最中から首相の指導力に疑問符を付け、惨敗後も夕刊フジインタビューで、
首相が早々と続投宣言をしたことについて、「全部結果が出てから言うべきだ。フライングだ。
世間の常識からすると合点がいかない」などと批判を繰り返していた。
にもかかわらず閣僚に抜擢(ばってき)されたのは、「首相に批判的な舛添氏が閣内に入れば、
挙党態勢を演出することができるため」(党関係者)との見方が強い。これを裏付けるかのように、
舛添氏が首相に「ずっと首相を批判し続けた人間が閣内に入っていいのか」と確認したところ、
首相は「むしろそれがいい」と答えたという。
首相はまた、参院議員会長は辞任したものの、いまだ党内に影響力のある青木幹雄氏から、
信頼を得ていることも舛添氏起用に踏み切った背景にあるとみられる。
もっとも、舛添氏は終始、首相批判を続けていたわけではなく、今月上旬の産経新聞の取材
には、「今さら安倍首相の出処進退を言っても意味はない。続投は決まったことだから、どうやって
支えて、変な方向に行かないようにするか。支持率を回復させ、自民党が勢いを取り戻すか。
それを考えないといけない」とも答えていた。
舛添氏は首相との電話を終えた後、待ちかまていた記者団にこう決意を語った。
「選挙期間中も年金などに命懸けで取り組むと言ってきた。年金、介護の分野でしっかりやる
ことが、国民への答えになる」
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