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名古屋・中署などが入管難民法違反(不法就労助長)容疑で逮捕し、同法
違反罪で起訴されたフィリピン人姉妹が、経営するパブのホステスを確保する
ため、女性四人を実子に見せかけ不法入国させたとみられることが分かった。
二〇〇五年に法務省が外国からの「興行」での入国を厳格化した影響で、
フィリピンパブのホステス確保が難しくなっており、同署は確保のための新手の
手口とみて調べている。
姉妹は、いずれも名古屋市中区で飲食店を経営するイシハラ・アロナ・
カスタネーダ被告(41)と、ナス・マリベル・カスタネーダ被告(35)。
調べでは、姉妹は十八-二十二歳のフィリピン人女性四人=同法違反
(不法滞在)容疑で逮捕=を、自分たちと同じ「カスタネーダ」を名乗った偽造
パスポートで入国させたとみられる。
姉妹は日本人男性と結婚していて永住権がある。
永住権のある外国人の実子は、未成年のうちに入国すれば日本に定住して
就労もできるため、その制度に目を付けた姉妹がパスポートやフィリピン政府
の発行する出生証明書を偽造して四人を実子に見せかけ、入国させたらしい。
法務省は〇五年三月、ダンサーなど外国人芸能人への興行ビザの発給に
ついて「入国後、ホステスとして働いているケースが多い」「(風俗店などへの)
人身売買を助長しかねない」と厳格化。芸能について二年以上の経験があるか、
教育を受けた人にだけ発給するよう省令を改めた。この影響で、〇四年には
約八万二千人のフィリピン人が興行ビザで入国したが、〇六年には約八千四百人
に激減した。
四人は、興行ビザ発給が厳格化された直後の〇五年五月ごろから相次いで
入国しており、同署は、厳格化を受けたホステス確保の新手の手口とみて
調べている。
姉妹は七月二十六日、四人を不法滞在者と知りながら経営するパブで
働かせた入管難民法違反容疑で逮捕された。
ソース(中日新聞) URLリンク(www.chunichi.co.jp)