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辞めていく自民党の中川秀直幹事長が21日の会見で「民主党との大連立も
ひとつの考え方」と、小沢民主党に秋波を送った。「国会のねじれ」解消のため、
政権参加のエサをぶら下げたのである。だが、小沢代表の狙いは、大連立
どころか、自公の分断だ。
いま永田町で注目されているのが参院公明党の“独立”問題だ。自民党の
参院選大敗で、参院の公明党(20議席)は少数与党に転落し、出番がなくなった。
そこに目をつけているのが小沢である。
「いま公明党は苦しい立場です。安倍政権が行き詰まって解散・総選挙に
追い込まれ、衆院でも自公で過半数を割るようになれば、完全に野党転落です。
すると池田名誉会長の喚問問題はじめ、創価学会が批判の矢面に立たされる。
民主党政権が揺さぶってくることは目に見えている。そこで、安倍自民党と距離
を置き、民主党との関係修復を探る動きが水面下で始まっている。その先陣役
というか、保険になるのが参院公明党。参院自民党との連立を解消し、浜四津
敏子参院議員を代表にして“中立”を表明するのではないかとみられているのです」
(政界事情通)
民主党は、公明党が固執してきた参院の法務委員長のポストを参院選後も
奪い取らずに、譲った。参院選で打ち出した児童手当拡大も公明党への誘い水だ。
下地はでき始めている。
「小沢代表には苦い経験がある。新進党時代、参院公明党の半分が分党行動
をしたことで、選挙に勝てず、新進党は解散に追い込まれた。今度はあれの逆で、
まず参院の公明党をひきはがし、分党独立させ、次の総選挙では衆院の公明党も
“中立”の立場にもっていかせる作戦です。創価学会票が中立に回れば、自民党
議員の大半は総選挙で当選できない。安倍自民党をたたき潰し、政権交代が
できるという読みなのです」(民主党関係者)
参院選開票日、小沢代表が創価学会トップと極秘会談したと報じられたが、
すでに秘策の布石は打たれている。
ソース(Yahoo!・日刊ゲンダイ)
URLリンク(rd.yahoo.co.jp)