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■「指紋採ればわかる」メール
警視庁立川署の友野秀和巡査長(40)が飲食店従業員、佐藤陽子さん(32)を射殺し、自殺した事件で、
佐藤さんがエスカレートする友野巡査長のストーカー行為を警戒し、自宅アパートの玄関の錠を交換していたことが、
警視庁の調べで分かった。巡査長は無断でアパートに侵入していたとみられるが、ベランダの窓ガラスが割られていたことも判明。
巡査長が事件当日に送った22通など、同庁が24日公表したメールのやりとりから、
巡査長が佐藤さんから「訴える」「指紋採ればわかるよね」とのメールを受け、殺害を決意していた疑いが強まった。
調べでは、佐藤さん宅のベランダの窓ガラスには、クレセント錠付近に直径約4センチの穴が開き、内側から粘着テープでふさがれていた。
テープは比較的新しく、佐藤さんは勤務する飲食店を訪れた巡査長の後輩警察官に「空き巣に入られたら指紋採るのかな」と尋ねていた。
警視庁は、巡査長が侵入するために割ったものか調べる。
玄関ドアの錠は、佐藤さんが平成14年に入居した際のものではなく、交換の時期や経緯の確認も急ぐ。
今年5月以降、佐藤さんの携帯電話に友野巡査長からのメールは410通残っていた。
大半がメールや電話を催促するもので、佐藤さんから返信があると喜ぶ内容のメールを送り、
脅迫や嫌がらせの文言はなかった。佐藤さんのメールは当初、来店を促す「営業メール」が多かった。
事件当日の20日は、巡査長は22通のメールを送信。午前が3通で、午後6時台に3通、7時台に4通、8時台に6通、
犯行直前の9時台に6通あった。「いま、どこにいるの」と所在を繰り返し尋ねていた。
犯行直前の9時20分、佐藤さんは「ごめん、ともちゃん、訴える」と送信。巡査長は「え?何を訴えるの?」と返信。
9時29分に佐藤さんが実家に帰省していたことに触れ、「自分の間違いだ。ごめんなさい」と送信したのが巡査長の最後のメールで、
この前後に苦情処理で交番を出た。
佐藤さんが送った最後のメールは午後9時53分で「指紋採ればわかるよね。調べればあなたは終わりよ」。巡査長が佐藤さん宅に無断侵入したことを疑う内容で、
数分後、巡査長は佐藤さん宅に入り、殺害した。