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★クローズアップ岡山:“子どもたちが危ない”…数字的には「?」 /岡山
◇「人を見たら不審者と思え」の風潮 お互い疑心暗鬼に
昨年9月、「県犯罪のない安全・安心まちづくり条例」が施行された。中でも重点課題は
「子どもの安全」だ。各地で防犯パトロールが行われ、県警は不審者情報のメール配信を始めた。
だが、子どもたちは本当に危険にさらされているのだろうか。【石戸諭】
◇信頼感育てることこそ
「子どもたちが危ない」と言われる。条例制定に当たり提出された検討委員会の最終報告でも、
冒頭に挙げられたのが「幼い子どもが犠牲になる凶悪事件の続発」だった。
県によれば6月段階で、PTAなど516もの団体が通学路の見回りなどの自主パトロール活動を
行っている。06年に県警に寄せられた不審者情報は965件で、05年の542件から大きく増えた。
県警は情報をホームページで公開するだけでなく、8月からは携帯メールでも配信している。
目撃情報や事案の概要、発生場所の地図も添え、1000人以上の県民が登録済みという。
しかし、人口動態統計によると、0~9歳の子どもの死因で「他殺」は85年の212人に対し、
05年は69人。約20年で3分の1に減った。県内でも85年の3人から0人に減少。
不慮の溺(でき)死(5人)や窒息(7人)に比べても少なく、10代まで範囲を広げても他殺はない。
子どもたちの安全環境は必ずしも悪くなったとは言えないようだ。
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