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・米サブプライム(高金利型)住宅ローンショックによる急激な円高で、急拡大してきた外為証拠金
取引(FX)の個人投資家が多額の損失を被っている。17日の外国為替市場で円ドル相場が前日の
1ドル=116円台から一時111円台まで一気に円高が進行。手持ちのドルに発生した為替差損が
証拠金の一定水準にまで達したことから、ドルを売り損失の確定を迫られた投資家が続出したためだ。
旺盛なドル買いで、これまでの円安トレンドの原動力となり、「キモノ・トレーダー」「ハウスキーパー・
トレーダー」との愛称まで生まれ、存在感を増してきた日本のFX。だが、サブプライムショックを契機に
大きな転機を迎える可能性もありそうだ。
「海水浴から戻ってきたら大損をしていた」「痛すぎ! 証拠金がすべて吹っ飛んだ」
大手FX業者のホームページに書き込まれた一般トレーダーからの悲痛な書き込みだ。
FXでは一定の証拠金を預けると、その数倍から200倍、300倍の外貨取引ができる。
1ドル=100円のときに証拠金100万円の10倍の1000万円でドルを買った場合、
110円まで円安が進むと、10万ドルが1100万円になり、100万円の為替差益が得られる。
逆に90円の円高になれば100万円の損失となる。
17日の東京外為市場では一気に5円近くも円高が進んでおり、116円台でドルを買い、
111円で売ったとすれば、証拠金の半分の50万円が吹き飛ぶ。100倍の取引を行っていれば、
500万円もの損失を被ったことになる。
「ここ数日の取引状態が異常だったことは確か。ロスカット(損切り)の対象になった顧客も出ている」
国内最大手の外為どっとコムの営業企画部では、こう話す。
ロスカットは投資家が破産しないように設けられている仕組みで、証拠金の一定割合の
損失が発生すると、取引を停止して清算するか、証拠金の積み増しが求められる。業者ごとに
設定は異なるが、証拠金の8割を基準とするケースが多く、17日の急激な円高で清算を迫られた
投資家が続出したもようだ。(>>2-10につづく)
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