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ソース:外務省の安倍総理のインド訪問(概要)(平成19年8月21日~23日)より一部抜粋
URLリンク(www.mofa.go.jp)
3.国会演説「二つの海の交わり」
(1)演説内容
太平洋とインド洋という「二つの海」の交わりによって、東アジアと南アジアの融合した
新しい「拡大アジア」が出現しつつある。これは、米国や豪州を巻き込み、
太平洋全域にまで及ぶオープンで透明なネットワークに成長しうる。
日印両国は、基本的価値と利益を共有するアジアの二大民主主義国家として、その要をなす。
日印両国は、海洋国家としてシーレーンの安全確保に他国とともに取り組む。
インドは寛容の精神、民主主義の下での貧困克服・高い経済成長への挑戦という
2つの点で世界史に貢献。この2つの点で日本も協力する用意がある。
自然との「共生」を哲学の根幹に据えてきたインドこそ、気候変動問題で先頭に立つに
ふさわしいとして、インドの前向きな取組を要請。
日印関係は「世界で最も可能性を秘めた二国間関係」であり、
「強いインドは日本の利益、強い日本はインドの利益」であるとの認識から、日本はインドの台頭を歓迎。
(上記2.に挙げられている具体的施策に言及し)インド経済発展のための支援、日印間の重層的な交流強化の姿勢を強調。
(2)反響
国会は、シン首相、アンサリ上院議長、チャタジー下院議長臨席のなか、上下両院議員
によって満席であり立ち見が出るほどの盛況であった。また、アドバニ野党下院リーダー、
ジャストワン・シン元外相、グジュラール元首相を始めカピル・シバル科学技術相現職閣僚多数
を含む有力な政治家も顔をそろえており安倍総理のスピーチに対するインド側の高い期待が伺われた。
安倍総理のスピーチに対しては、聴衆より随所で30回以上の拍手が起こり、
スピーチ終了後は聴衆が総立ちとなるスタンディングオベーションとなった。
演説後、シン首相、アドバニ野党下院リーダー、ムカジー外務大臣等より、
総理演説は素晴らしい内容であったとのコメントがあった。
>>2以降に関連スレなど