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★「人間が原因の地震、これまでに200回以上」研究結果
コロンビア大学の研究者は、1989年にオーストラリアで起きたマグニチュード5.6の地震は、
過剰な石炭採掘が原因だったとしている。ガス採掘や貯蔵所の建設など、人間が原因で起きた
地震はこれまでに世界で200件以上ある、と同研究者は述べている。
オーストラリア史上最大の地震―1989年12月28日、マグニチュード5.6、
震源地はニューサウスウェールズ州ニューカッスル、死者13人、被害総額35億ドル
―の原因は人間だった!
石炭を採掘しすぎたために、この地域の断層線を刺激してしまったらしい。
『National Geographic Online』にRichard A. Lovett氏が書いた興味深い記事から、
要点をいくつか引用しよう。
ニューヨーク州パリセーズにあるコロンビア大学『Lamont-Doherty地球科学研究所』の
Christian D. Klose氏が実施した調査によると、この地震は200年に及ぶ地下の
石炭採掘によって地殻応力が変化したことが引き金になったという。
この地震は、他の地域の歴史的な大地震に比べるとそれほど大規模なものではないが、
オーストラリアは一般に地震活動が活発だとは考えられていないうえ、ニューカッスルの
建物はこれほどのマグニチュードの揺れに耐える設計ではなかったと、Klose氏は述べた。
結局のところ、この地震が一瞬にしてもたらした金額的損害は、この地域から
産出した石炭の価値の合計を超えたと、Klose氏は付け加えた。
(中略)
Klose氏によると、この地域から何百万トンもの石炭を取り出したことが、
ひずみを引き起こした応力の主な原因となり、ニューカッスルの地震の引き金になったという。
しかしさらに重大なのは、炭鉱内が水浸しになるのを防ぐために必要な、地下水のくみ出しだ。
「石炭が1トン産出されるたびに、その4.3倍を超える地下水がくみ出された」と、Klose氏は述べた。
もっと恐ろしい事実がある。(続く)
WIRED NEWS URLリンク(wiredvision.jp)
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