07/08/22 03:47:20 tdJXfDXF0
ニコチンは神経伝達物質のアセチルコリンのレセプターに結合する。
この結合は本来の相互作用ではなく、ニセの作用である。
その結果、ニコチンはアセチルコリンとアセチルコリンレセプター間の
正常な働きを妨害してしまう。
タバコ由来のニコチンによるアセチルコリンレセプターに対する刺激の量が
アセチルコリンの場合よりはるかに多い。そのため
アセチルコリンレセプターに過大な刺激が繰り返されることになり
脳の機能に長期的な影響を及ぼすことになる。
アセチルコリンレセプターに通常与える刺激よりも大量の刺激を与えると
レセプターの刺激に対する反応はどんどん鈍くなってくる。
その結果、その標的のニューロンがニコチンの濃度が不自然に高い状態になれてしまい
次第に習慣性を帯びてくるようになる。アセチルコリンの正常な量では機能しなくなり
薬物によって異常な量の刺激を必要とするようになる。
~ これがニコチン中毒である ~