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子どもが父親などから性的な虐待を受けたという相談は、全国の児童
相談所でこの10年で3倍以上に増えていますが、神奈川県の児童相談所
が分析したところ、被害を受けた子どもにうつや不眠の症状が出たり、
自殺願望が強まったりしたケースが40%に上ることがわかりました。
子どもが父親などから受ける性的な虐待は被害が明らかになりにくい
とされていますが、全国の児童相談所に寄せられる相談は年間1000件
を超え、この10年で3倍以上に増えています。このうち、全国でただ一つ
性的虐待の専門家を置いている神奈川県中央児童相談所は、過去3年間
に神奈川県内の児童相談所に寄せられた性的虐待の事例80件を詳しく
分析して調べました。その結果、被害を受けた子どもにうつや不眠の症状
が出たり、自殺願望が強まったりして精神的に不安定になったケースや、
不登校になったケースが40%に上ることがわかり、心の傷が深刻なこと
がわかりました。また、きょうだいがいる子どもの場合、ほかのきょうだい
も虐待を受けているケースが46%に上り、そのうち58%が同じように
性的な虐待でした。一方、性的虐待の発見は61%が子どもの告白に
よるもので、告白の相手は学校が最も多く、次が実の母親で、教師や
母親の存在が被害の早期発見の鍵になっていることがうかがえます。
神奈川県中央児童相談所で分析にあたった鈴木浩之さんは「性的虐待
は潜在化しやすく、対応が非常に難しいが、事例の分析を通じて、児童
相談所としてどのようにかかわったらいいか検討し、意識を高めて
いきたい」と話しています。
ソース(NHKニュース)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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