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アニメカーで通勤も!広がる「痛車」ブーム
オタクの祭典として知られる「コミックマーケット72」が17日から3日間の日程で、
東京・有明の東京ビッグサイトで開催されている。多くの参加者がアニメや漫画に対する愛情を
同人誌やコスプレなどで表現する一方で、会場付近の駐車場には美少女キャラで彩られた自動車や
バイクが全国から集結し、注目を集めている。
一般に「痛車(いたしゃ)」と呼ばれるこれらのデコレーション文化は、最近では車やバイクに
限らずバスや自転車にまで広がっており、今年4月には専門誌「痛車ろーど」(ソフトバンク
クリエイティブ、1200円)も出版されるほどの流行ぶりだ。痛車を1年ほど前に始めたと
いう横浜市の男子大学生(21)は「アニメが好きで、人々の注目を集めたい。
今回のデコレーションでは車のカラーとアニメ『灼眼のシャナ』のキャラが絶妙にマッチした」と
痛車の楽しみを語る。
痛車オーナーらの話によると、キャラを印刷したカッティングシールを貼り付けるのが主流。
中には数百万円の改造費用を掛ける人も存在するが、人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のキャラで
埋め尽くした痛車に乗って長野県から来た男性会社員(30)によると、「専門業者に注文した
シールプリント料は全部で2万円ほど」と良心的な額だ。
気になるのは痛車オーナーの日常生活だが、埼玉県蕨市の男性会社員(21)は痛車を通勤や
買い物にも使用しているという。周囲の評判を訊ねると「迷惑は掛けていないからか、特に何も
言われませんね」と笑っていた。
8月18日21時15分配信 産経新聞
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※画像※ アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」をあしらった痛車=17日、東京・有明
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