07/08/18 11:01:31 0 BE:214030229-DIA(166688)
東京地検刑事部に所属していた検事(40)(現札幌地検検事)による告訴取り下げ書の捏造(ねつぞう)事件で、
東京地検は来週にも、検事を有印私文書偽造などの罪で東京地裁に在宅起訴する方針を固めた。
検事は調べに対し、「異動を控えていたので、事件を早く処理したくて捏造した」と容疑を認めているという。
同地検の刑事処分に合わせ、法務省も懲戒処分に踏み切る見通しだ。
調べでは、検事は今年3月、警視庁から東京地検に送られてきた強制わいせつ事件について、告訴した女性の
了解を得ず、女性の筆跡をまねて署名したり勝手に捺印(なついん)したりして告訴取り下げ書を捏造、
不起訴処分にした疑い。検事は動機について、「今年1月、4月1日付で札幌地検に異動する人事が内示され、
女性に連絡を取ろうとしたが、電話番号が変わっていて連絡がつかなかった。異動前に事件を早く処理したかった」
と供述しているという。
東京地検では、この検事が2005年4月に同地検へ異動する前に在籍していた宇都宮地検時代までさかのぼり、
検事が不起訴処分とした事件を調べたが、ほかに不正な処理をした例は見つからなかったという。
再捜査している強制わいせつ事件の刑事処分も、近く決める方針だ。
(2007年8月18日3時1分 読売新聞)
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