07/08/15 21:12:02 0
子供は生後6ヵ月頃から、親の関心を自分に向けるために「ウソ泣き」を始め、
4歳頃になるまで少しずつ「ウソ」をつく技術を習得しているという研究結果が報告され、
子供はある程度の年齢に達するまで、複雑なウソをつくことができないとの
これまでの通説に異議を唱える発表が成されたことが伝えられた。
ポーツマス大学心理学部の研究者チームが50人以上の子供とその親を対象に行った調査によると、
生後6ヵ月から3歳までの子供では、ウソが7種類に分類できることが判明。
乳児の段階では、ウソ泣きや笑っているふりをすることで、
親の関心を自分に向けることができることを学ぶほか、
生後8ヵ月までには、してはいけないとされていることを密かにしたり、
親の注意をそらそうとしたりといった、やや複雑なことが可能になり、
2歳になるまでには、叱られそうになると逆に威嚇するといったような、
さらにずる賢い技術を習得することが分かったとされる。
調査側では、例えば「ウソ泣き」に関してみると、理由もなく子供が突然泣き出し、
しばらくすると泣き止んで、親の反応を伺ってからまた泣き出すといった行動から容易に判断できると指摘。
このような行動は、自分のしていることが周囲に影響を及ぼすことを子供が認識していることを示し、
大人がウソをつく場合とは道徳的な意識があるかないかの違いのみで、大した差はないとしたほか、
子供はこうしたウソを通して、状況に応じたウソが使えるようになるとともに、
ウソをつきすぎることによるマイナス面なども学んでいくと結論付けたという。
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