07/08/12 19:04:28 0
・こんなずさんな番組、ふざけるなよ。打ち切りにしてもらいたいな。
みのもんた氏も、自分が当事者でなければ、そう怒りをぶつけたくなるのではないか。
BPOの放送倫理検証委が、「朝ズバッ!」に出した見解を読むと、そんな思いがしてくる。
問題になったのは1月の放送で、不二家が賞味期限切れのチョコを再利用していたと
報じたことだ。「廃業してもらいたい」。みの氏はズバッと言い切った。
不二家は「期限切れチョコが工場に戻ることはない」と抗議した。TBSは4月の放送で
「誤解を招きかねない表現があった」と訂正、謝罪した。証言した元従業員が不二家で
働いていたのは10年以上前だったうえ、「チョコが工場に戻る」は伝聞だったというのだ。
検証委は、この二番組を対象に調査を重ね結果、証言の捏造はなく、訂正放送によって
視聴者の誤解は解かれたと判断する一方で、番組の取材や演出方法に「放送倫理上の
問題があった」と指摘した。
たとえば、取材者は元従業員がクッキーについて話すのをチョコのことと誤解していた。
こんな甘い取材にもとづいて、みの氏は不二家の廃業まで口にした。番組づくりの態勢
そのものが深刻な欠陥を持っている、と委員会が指摘したのは当然だろう。
検証委は、訂正放送が不二家にすり寄る不自然な内容になっていたことも問題にする。
スタジオには不二家の商品があふれ、みの氏は「販売再開はうれしい」などと語った。
それでいて、みの氏からは前言撤回や謝罪はなかった。そもそも期限切れ商品の再利用は
あったのか。核心をあいまいにした訂正とおわびは番組の信頼性を損ねる。
それでも委員会は、TBSに第三者調査機関の設置などを勧告せず、見解表明にとどめた。
ここは勧告に踏みきり、厳しく責任を問うべきでなかったか。
見解にとどまったことで、TBSはほっとしてはいけない。検証番組をつくり視聴者への説明
責任を果たすべきだ。第三者機関を設けることも必要だ。TBSはかつて「民放の雄」と呼ばれた。
復活を果たすには、厳しい反省と自浄の姿を外に見せていくしかない。(一部略)
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