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▽小・中学生の糖尿病、東京では初の減少傾向
東京都内の小・中学生に増えていた糖尿病(2型)の発症率が00年以降、減少に転じたことが
わかった。日本大学医学部の浦上講師(小児科)がまとめたもので、「スポーツクラブに通うなど
子どもたちの運動量が増え、食生活も改善されてきたのかもしれない」としている。ただ、
「地方では減っていない」との指摘もあり、大都市に限った傾向と見る専門家もいる。
膵臓(すいぞう)にあるインスリンを分泌する細胞が免疫異常などで破壊されて起きる1型糖尿病
と違い、2型は遺伝的な要因のほか、食べ過ぎや運動不足など生活習慣が影響する。発症者の
8割以上が肥満傾向にある。小さいころは1型が多く、小学生以降に2型が増えてくる。発症率の
全国データはないが、一部の自治体は独自にまとめており、都も74年から、小中学生を対象に
糖尿病の検査と検診を実施してきた。
浦上さんは「期待を込めての分析だが」と前置きしつつ、「都市部は肥満やメタボリック症候群への
関心が高く、スポーツクラブに入ったりジュースを控えたりするなど意識が変わってきているようだ」と
話す。横浜市も減少傾向にあった。 日本糖尿病学会が5月末に開いたシンポジウムでも、この問題が
取り上げられた。ただ、新潟や高知の小児科医らは「子どもの発症者が減っているという印象はない」
との見方が多かった。高知市のもみのき病院の岡田泰助・小児科部長は「地方は生活のあらゆる
場面で車を使う。最近は通学にも車を使う親が増え、歩く機会は都会より少ないかもしれない」と指摘した。
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