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・第二次大戦中の従軍慰安婦問題をめぐり、日本政府に謝罪などを求める決議案が
11日までに、フィリピン上院に提出された。下院でも同様の動きがあり、同国の
元慰安婦らがつくる団体などは同日、米下院本会議が7月末に可決した決議を評価
するとともに、フィリピン上下両院での動きを歓迎する声明を発表した。
決議案は日本政府の公式謝罪と補償や、フィリピン政府の医療支援などを求める内容。
野党議員が7月末に提出した。過去にも提出例があるが、元慰安婦のフリア・ポラスさん
(78)は「フィリピン議会が米議会と連帯することを願う」と訴えた。下院では今月中旬に
野党議員数人が連名で提出する予定。
フィリピンの団体とともに記者会見した日本の非政府組織(NGO)「戦後補償ネットワーク」の
有光健代表は、参院選の自民党大敗で「日本の政治が変わりつつある」とし、日本政府による
謝罪と金銭支給を柱とする「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」が参院で可決される
可能性が出てきたとの見方を示した。
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