07/08/11 15:38:44 0
カナダのハーパー首相は10日、北極圏に軍事関連施設を新設する
方針を明らかにした。北極地方の領土権を改めて主張し、有人潜水艇
を使って北極海底に国旗を立てたロシアをけん制するのが狙いだ。
米国も北極調査に乗り出す方針で、海底に埋蔵されているとされる
石油・ガス、金など地下資源を巡る争奪戦も激化する可能性がある。
大西洋から北米大陸の北岸に沿って太平洋に出る北西航路の周辺に、
兵士の訓練施設、軍艦の修理や給油が可能な港を建設する。港は自然
環境への影響を調べた後、2010年に着工し15年までのフル稼働を目指す。
極地圏のパトロール隊員も2割増員し5000人体制とする計画。
北極海底などを巡る領土権を主張する動きが相次いでいる背景には、
資源高に加え、温暖化で探鉱が容易になってきたことがある。北欧諸国
も同地域の占有権を主張している。
ソース(日経新聞) URLリンク(www.nikkei.co.jp)
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カナダのハーパー首相は10日、同国北部の北極海域に2カ所の軍事
施設を新たに建設すると発表した。原油など天然資源の宝庫とされる
同海域の資源開発権確保を狙うロシアなどに対抗した形。北極海の
「資源戦争」が熱を帯びてきた。
発表によると、カナダ軍は北極海のクイーン・エリザベス諸島の一つで
ヌナブット準州に属するコーンウォリス島に軍事訓練センター(建設費用
400万カナダドル=約4億5000万円)、同準州バフィン島に軍民共用
の港湾施設(同1億カナダドル=約112億円)を建設する。
カナダ通信によると、首相は自国の報道陣とコーンウォリス島を訪れ、
気温2度という寒さの中で今回の計画を発表。「北極海の主権(を守る)
原則は『利用せよ、さもなくば失う』というものだ」と強調。保守政権の
「愛国路線」をアピールした。
ソース(中日新聞・共同通信) URLリンク(www.chunichi.co.jp)