07/08/09 09:11:05 0
土産物や収集アイテムとして世界的に知られる、スイス軍兵士の伝統的な装備品、
スイス・アーミーナイフを外国からの調達に切り替えるかどうかで軍が揺れている。
7月上旬、軍のスポークスマンがラジオ番組で、約50年ぶりとなるナイフのモデル
更新を機に、外国メーカーからの購入に道を開く国際入札に踏み切る計画を発表。
「中国製になるかもしれない」などと語ったのがきっかけだ。
これに対し、ナイフ製造元のビクトリノックス社があるスイス中部シュビツ州の弁護士が
「アーミーナイフはスイス製でなければならない」などと反対する署名運動を始め、
多数の人が賛同する騒ぎに。軍は7月下旬になって「発注モデルの仕様がはっきり
するまで、調達方法は決めない」とトーンダウンした。
アーミーナイフは中国製も含め大量のコピー商品が出回っているが、実際に軍に納品
しているのはビクトリノックス社だけ。スイス紙によると、同社はスイス軍だけでなく世界
十数カ国に軍用ナイフを供給しており、仮にスイス軍との取引を失っても打撃は
限られるという。
軍は世界貿易機関(WTO)の政府調達ルールに適合するため、国際調達方針を打ち出した。
しかし、スイスは同ルールについて武器を対象外としており、弁護士は「アーミーナイフが
単なる道具でなく武器と認定されれば、国際調達は必要ない」と主張している。
URLリンク(www.newsdigest.fr)