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データベースでニセ医者ばれた、眼科開設の男を“摘発”
患者が「ニセ医者」を見分けられるように、厚生労働省が4月に導入した医師免許取得者の
データベースを使い、同省が医師の資格がないのに岐阜県内で眼科診療所を開設していた
男(31)を初めて“摘発”していたことがわかった。
免許なしに医療行為をすれば医師法違反にあたるため、岐阜県警も捜査を始めた。男は
保険医登録もしていたといい、同省では、不正請求した診療報酬の返還を求める方針だ。
同省などによると、男は2002年8月、同県内で眼科診療所を開設した際、偽造した医師
免許証のコピーを保健所に提出。医師免許を持つ者は2年に1度、管轄の保健所に現状を
届け出るが、それについても過去2回届けを出していた。
同省が先月、全国の保健所に出された医師からの届け出書類と、医師免許取得者のデータ
ベースを照合したところ、この男の名はデータベースにはないことが判明。保健所から、
開設届に添付された医師免許証のコピーを取り寄せ、そこに書かれた医籍登録番号を照会
すると、同じ番号で他県の医師が登録されていた。
先月末に保健所が立ち入り調査した際、男が説明した卒業大学などの情報は、その後、
いずれもウソと判明。男は、保健所の事情聴取に「実家にある医師免許証を持ってくる」と
話していた。男は地元医師会に加入し、周辺病院にも偽免許を使って非常勤医師として
勤めていたという。
ニセ免許による届け出がまかり通っていたことについて、同省では「これまでは、膨大な数の
保健所への届け出書類と免許取得者を照合する手段がなかった。今後は届け出時に医師
免許の原本提示を求めるなど、厳しく管理する」としている。
ソース
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)