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スタッフサービス系の会社が契約書を偽造し、派遣を継続
人材派遣最大手の「スタッフサービスグループ」(東京)の傘下会社が、熊本県内の電子部品製造工場で
働く数十人の派遣労働者の派遣契約書を偽造し、違法に長く同じ業務に就かせていたことが朝日新聞の調べで
わかった。同社は工場側と示し合わせ、派遣期間満了を迎えた数十人が新たに別の業務に就いたように装って
いた。労働者派遣法は製造業務への派遣について当時最長1年と定めており、熊本労働局は6日に同工場などを
立ち入り検査する。
傘下会社と同工場をめぐっては、熊本労働局が05年秋までに、実態は派遣なのに業務請負契約の形を取る
「偽装請負」と指摘。両者は契約形態を派遣に切り替えたが、期間満了を迎えた労働者への直接雇用申し込み
義務を免れるため、別の仕事に就いたように偽装したとみられる。偽装請負が各地で解消されつつある中、
こうした「偽装契約」が横行している可能性もある。
傘下会社は同グループの製造業務派遣部門「テクノサービス九州」(熊本市)、工場は「中央電子工業」
(東京)。
関係者によると、テクノ社と中央電子工業は05年12月~06年3月、数十人の派遣社員が携帯電話に
使われる半導体の検査などに1年間就くとする内容の派遣契約を結んだ。契約期間満了が差し迫った際、
これまでとは別の業務に就くとするうその契約書を新たに作って両社間で交わしていたとされる。
(以下>>2以降につずく)
朝日新聞 asahi.com(2007年08月06日03時10分)
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