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小池百合子防衛相(衆院東京10区)が環境相時代、同省主催の国際シンポジウムを
随意契約で受注した企業から100万円の献金を受け取っていたことがわかりました。
献金は、一昨年の総選挙の公示直前で、公職選挙法違反の疑いがあります。
献金していたのは、官公庁の国際会議などのコンベンション業務を数多く手がけている
「コングレ」(大阪市、資本金9900万円)。
小池氏が支部長を務める「自民党東京都第十選挙区支部」の政治資金収支報告書
(05年)によると、小泉内閣の「郵政解散」にともなう総選挙の公示四日前の8月26日に、
コングレ社から100万円の献金を受け取っています。
コングレ社は、05年度、環境省主催の環境ホルモンに関するシンポジウム「化学物質の
内分泌かく乱作用に関する国際シンポジウム開催業務」(5460万円)を随意契約で
受注しています。このため、05年8月の献金は、公共事業受注企業からの「選挙に関する」
寄付を禁止した公職選挙法199条、200条(特定寄付の禁止)に違反する疑いがあります。
官公庁の契約は業界との癒着をなくし、金額を低く抑えるため原則として競争入札が
義務付けられています。ところが、環境省は昨年、00年度から04年度に発注した500万円以上の
事業、約3200件のうち、競争によらない随意契約が約92%を占め、各省庁のなかでも群を
抜いて高いとの批判を受けました。コングレ社も、2000年度以降、「世界湖沼会議運営業務」
(01年度)など、五年間で計10件、総額3億8700万円をすべて随意契約で受注していました。
昨年4月25日の参院環境委員会で、随意契約の割合が異常に多い問題を追及、小池環境相
(当時)は「効率性、透明性を高めるために見直しをしていきたい」と“決意”を表明しました。
しかし、契約の「見直し」の結果は、シンポ開催業務の一般競争入札は困難として、業者が
出した企画を発注者側が選定するという「企画競争」にとどまりました。
小池事務所の話
コングレから100万円の寄付をちょうだいしていることは事実だが、環境省と随意契約をしている
企業であるかは承知していなかった。献金と随意契約の因果関係もなく、寄付者の自発的な
意思にもとづいての寄付と認識している。
URLリンク(www.jcp.or.jp)