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★海のごみ、吸い殻が最多 米環境団体68カ国調査 生物に深刻な被害
米国の環境保護団体オーシャン・コンサーバンシーなどは四日までに、日本や米国、
ニュージーランドなど世界六十八カ国の海岸などで昨年九月から十月ごろにかけて
実施した清掃キャンペーンで約八百万個のごみを回収し、フィルターを含むたばこの
吸い殻が全体の約四分の一と最多だったと公表、プラスチックごみなどで生物に
深刻な被害が出ていると警告した。
清掃の際、各国で計約千百の生き物が釣り具に絡まるなどした状態で見つかり、
ほとんどは死んでいたという。
日本の窓口の「クリーンアップ全国事務局」によると、国内では約二百カ所の海岸で
計約二十一万個のごみを回収。世界的な傾向と同様に吸い殻が最も多かった。
同事務局の小島あずささんは「過疎化でごみ回収のボランティア確保が困難な地域も
多い。ごみになる商品に費用を上乗せする制度で基金をつくり、回収に充てることも
検討すべきだ」と話している。
調査結果によると、回収したごみは世界で約三千トン。最多の吸い殻は約百九十万個
で、以下、食品の包装・容器(約七十七万個)、ふた・キャップ(約七十万個)、プラスチック
などの袋類(六十九万個)の順。国内では吸い殻のほか、食品の包装・容器、
ふた・キャップ、プラスチック製の飲料ボトルなどが上位だった。
同事務局は国内独自の分類方法による結果も公表。一位は吸い殻だが、以下、硬い
プラスチックの破片、発泡スチロールの破片、プラスチックの袋やシートの破片と続いて
いる。プラスチック類は、紫外線で劣化するなどしたものが多かった。海のごみは、
日常生活で使うものが川から流れ込むケースが多く、日本のごみはハワイや米西海岸
にも流れ着くという。
東京新聞 2007年8月4日 夕刊
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