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★赤城農水相が辞任、交代４人目－安倍政権、国会運営で立ち往生も(４)
８月１日（ブルームバーグ）：赤城徳彦農林水産相（48＝衆院茨城１区）は１日午前、
自らの政治団体の事務所費問題などの責任を取り、首相官邸で安倍晋三首相に辞表を提出、
首相はこれを受理した。（中略）
参院選を受けて新参院議長を決めるための臨時国会は７－10日に開会の見込み。
政府、与党は期間延長を柱とするテロ対策特別措置法改正案などを処理するための
臨時国会を今秋に開会予定。しかし参院選を経て与野党が逆転したことから、
安倍政権は国会運営で立ち往生する可能性がある。
野党第一党、民主党の鳩山由紀夫幹事長は１日午前、記者団に、「辞任は当然だ。
赤城氏は（自身の会計処理について）説明すべきだ。安倍首相の任命責任は当然残る」
と述べ、赤城氏の説明責任と安倍首相の任命責任を求める方針を表明した。
ＮＨＫが同日正午のニュースで発言場面を放映した。
●「危機管理に問題」－日大・岩井教授
岩井奉信日本大法学部教授（政治学）は「辞任は遅いと思う。前任の松岡利勝氏が
政治資金に関わる問題で自殺したのだから、問題の分かった時に辞任すべきだった」と言明。
その上で、「安倍首相は危機管理能力に問題がある、人の言うことを聞かないし、
（安倍首相に対して）苦言を呈する人もおらず、いい情報しか入ってこない。
そのため、裸の王様状態になって、反応が鈍い」と語った。（中略）
●塩崎氏「首相に任命責任ある」
塩崎氏は８月１日午前の記者会見で、安倍政権で４閣僚が交代したことについて
「大臣が辞任するのは大変遺憾、残念なことだ」と言明。「首相からも申し上げている通り、
首相が任命しているから当然首相自身に責任がある」と語り、首相の任命責任をあらため
て認めた。
その上で、赤城氏の事務所費問題に関して、「政治資金の問題は政治家としての話だ。
いずれにしてもこういうことが起きるのは大変残念なことだ」と語った。
Bloomberg URLﾘﾝｸ(www.bloomberg.com)