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★ゆかり秘書の政界「空中戦」 2ちゃんに聖子悪口カキコミ?
週刊誌2誌が相次いで、佐藤ゆかり衆院議員のスキャンダルを報じている。
佐藤議員の政策秘書を務めた男性が、同議員の「裏の顔」を告発する、という内容だ。
その中には、「命じられて、2ちゃんねるに野田聖子議員の悪口を書かされた」というものもあった。
●「岐阜新聞は野田の手先か」元秘書が書き込み?
記事が掲載されたのは、週刊文春と週刊新潮(いずれも2007年8月2日号)。
それぞれ、元政策秘書の男性のインタビューで構成されている。
この男性は06年5月からボランティアとして事務所に関わりはじめ、06年12月には
公設第2秘書として採用され、一時期は政策秘書も務めていたが、7月19日付けで辞職した。
両誌によると、事務所を去った佐藤事務所の秘書は、この男性で8人目。
両記事とも、劣悪な労働環境や佐藤議員の高飛車な態度などが、相次ぐ辞職の理由だとしており、
さまざまなエピソードが紹介されている。個別のエピソードの内容は、両誌で微妙に異なっているが、
両誌で共通して紹介されているのが、「郵政選挙」で議席を争った野田聖子衆院議員への敵対心だ。
発端は、06年9月25日に岐阜新聞の1面に掲載された記事。
野田議員を含む「郵政造反組」が06年内にも自民党に復党する見通しだという観測記事だが、
同じ選挙区で戦った佐藤議員にしてみれば、これは許せないことだったのだという。
佐藤議員は男性に「岐阜新聞は野田の手先か、岐阜新聞は野田新聞なのか、とネットに書き込んでください」と指示し、
男性は2ちゃんねるに、その趣旨の書き込みを行ったのだという。
「新潮」では、男性が行ったとされる書き込みの内容を、写真とともに詳細に紹介している。
(中略)
仮に男性の言い分が本当だとすれば、これまで選挙の世界でメディア戦略を指す「空中戦」
(対義語の「地上戦」は地道な地盤固めのことを指す)の範囲が2ちゃんねるも含むようになった、
という象徴的な出来事と言えそうだ。
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