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★自民、歴史的大敗 民主躍進、初の参院第1党
・安倍政権の信任が問われた第21回参院議員選挙は29日投開票された。自民党は改選の
64議席から37議席に減らし、89年に宇野首相が退陣した過去最低の36議席に匹敵する
歴史的大敗となった。公明党も選挙区で擁立した5人中3人が落選する惨敗で、非改選を含む
与党の議席は過半数を割り込んだ。しかし、安倍首相は同日夜、続投を表明した。
一方、民主党は改選議席の32議席から60議席に躍進し、自民党が55年に結党してから
参院で占めてきた第1党の座が初めて入れ替わった。
今回の当選者と非改選議席を合わせた新勢力は、野党側が134議席、与党側は105議席。
政党別の当選者は、選挙区、比例区を合わせて、自民は改選64議席を大きく下回る37議席。
公明も改選12議席のところ9議席にとどまった。
一方、民主は改選32議席に対し60議席と躍進。他は共産3、社民2、国民2、日本1などと
なっている。
今回の改選数は選挙区73、比例区48の計121。年金や政治とカネにまつわる問題に関心が
集まる中、前回(04年)に比べて57人多い377人が立候補し、支持を訴えてきた。
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・今回の参院選で、全体の勝敗の鍵を握る“天王山”と位置付けられた改選数1の29選挙区で、
自民党は6勝23敗と惨敗した。消費税導入やリクルート事件の逆風にさらされ、宇野宗佑首相
(当時)が退陣に追い込まれた1989年は3勝23敗。1人区の数は当時と異なるが、勝ち数の
少なさで自民党結党以来2番目となる歴史的大敗だ。
自民への逆風の象徴となった選挙区は岡山。現職の片山虎之助氏は参院幹事長という
「大物」だが、民主新人に競り負ける番狂わせ。佐賀は59年以来、富山では71年以来の
改選議席での連勝がストップした。
一方、民主は公認21選挙区中17選挙区で接戦を制した。(一部略)
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