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米紙ニューヨーク・タイムズは28日、ブッシュ政権が米議会に対しサウジアラビア
や親米の周辺国に今後10年間で総額200億ドル(約2兆4000億円)相当の大型
武器援助の承認を求める準備をしていると報じた。国務省、国防総省高官の情報
としている。
最新武器の援助で、衛星誘導爆弾、戦闘機の性能向上の修理、新型の海軍
艦艇などが含まれる。ただ、この計画に対してイスラエルが警戒感を強め、
米政府高官の中にもイラク政策でサウジアラビアが協力していないとして反対論
があった。
しかし、ブッシュ政権はイスラエルに今後10年間、300億ドル以上の武器援助
を約束することで同国の懸念を解消させたという。ただ、議会のサウジ反対派の
グループの抵抗は依然予想されるとしている。ブッシュ政権は承認を今秋に
求める意向だ。
同紙によると、サウジや周辺国への大型の武器援助は、核開発を進め軍備
増強を続けるイランへの対抗措置。同時に中東の同盟国に対する米国の軍事
関与の継続を打ち出す狙いもある。武器援助を受けるのは、サウジの他、
バーレークウェート、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)が想定
されている。
サウジへの武器援助の条件として、米国のイラク政策への一層の協力を同国
には求めていないが、近くサウジを一緒に訪問するライス国務長官、ゲーツ国防
長官がイラク政府への支援を要請する見通し。
ソース(CNN) URLリンク(www.cnn.co.jp)
別ソース(AFP BB News) URLリンク(feeds.afpbb.com)