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赤城農相が代表を務める「自民党茨城県第1選挙区支部」と、赤城氏の実家が主な
事務所となっている「赤城徳彦後援会」が、2003年分の各政治資金収支報告書に、
同じ領収書の写しを添付し、「発送費」を二重計上していたことが分かった。
赤城事務所が26日、明らかにした。同事務所では「後援会の収支報告書の記載は
事務的ミス」と認め、同日、茨城県選挙管理委員会で訂正の手続きをとった。
支部の収支報告書では、「案内状発送費」として03年9月11日に13万435円と
6万5650円の支出があり、支出先として水戸中央郵便局と水戸駅前郵便局を記載。
一方、後援会の収支報告書にも、「荷造発送費」として同じ日付で13万435円と
6万5650円の記載があり、いずれも水戸市役所前郵便局が支出先となっていた。
赤城事務所は「週刊現代」の取材を受け、調べたところ、これらの支出が、支部の
活動によるものと判明。後援会の記載が誤りだったことを認め、「計上ミスにつき、
国民の皆様に深くおわび申し上げます」としている。ただ、27日発売の同誌が領収書
改ざんの疑いを指摘している点は、「事実に反する」と強調している。
政治資金規正法は、5万円以上の政治活動費の支出については、事務所費などの
経常経費と異なり、領収書添付を義務づけている。
赤城農相は26日夜、訪問先の北京から帰国する予定だったが体調不良のため27日
以降に帰国を延期した。
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