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★参院選 漂う悲哀「郵政造反・くら替え組」 失った地盤・看板…
■冷酷
「郵政造反組」だった衛藤晟一氏(59)も、悲壮感漂う状況を強いられている。
比例代表の「非拘束名簿方式」では個人名投票の得票順で当選者が決まるため、
地盤が狭い元衆院議員は本来、地元の票固めをして当選を目指す。
ところが、自民比例代表の衛藤氏は地元・大分県で選挙活動を行っていない。
17年の総選挙は大分1区で落選。今年3月、盟友の安倍晋三首相の意向で復党を果たし、
参院選への出馬が決まった。国政復帰への道筋は順調にみえたが、
「公明党の猛反発」という思わぬ障壁が立ちはだかった。
衛藤氏が比例代表で出馬すれば、選挙協力で大分の自民支持者から公明に
来るはずの比例票が衛藤氏に流れる-との理屈だ。
公明から「配慮」を求められた自民は、衛藤氏に大分での選挙運動禁止を言い渡した。
「全国を回ってカバーするしかない。本当に予想外の制約だった」と衛藤氏は話す。
大分からの引っ越しや住民票の移動も命じられる徹底ぶり。
トランク1つで福岡市のマンションに移ったが、党本部側から「九州内では意味がない」
と激怒され、わずか2週間で東京に引っ越す羽目に。
それでも衛藤氏は、公示前の6月27日に福岡市で決起集会を計画。
「福岡から『衛藤は大分を捨てたわけではない』というメッセージを伝えたかった」(陣営関係者)。
会場には大分からも約300人の支持者が駆けつけたが、結局、衛藤氏は自民幹部の指示で出席できなかった。
衆院当選4回の実績も形無し。あまりに冷酷な仕打ちに、支援者からは「ひどすぎる」との声が漏れた。
「自分だけの問題ならケンカもできるが…」と言葉少なに語る衛藤氏。
自・公連立のはざまで、苦悶の終盤戦を迎えている。
産經新聞(一部略) URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
▽過去ログ
【公明党】 自民党の衛藤氏復党について、「コメントする立場にない、選挙の協力関係は地元で話し合われること」・・・北側一雄幹事長
スレリンク(newsplus板)