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中越沖地震:ネコ消えた被災地 野生の本能で危険避け?
新潟県中越沖地震後、震度6強を観測した柏崎市内で「ネコの姿を見かけなくなった」
と住民の間で話題になっている。地震による動物の異常行動は95年の阪神大震災や
04年の中越地震でも明らかになっている。地震の影響でネコが町から消えてしまった理由は?【関東晋慈】
「そういえば、いないな」。柏崎市内に住む男性は地震発生から1週間がたった23日、
飼いネコがいなくなっていることに気付いた。この1週間、「自分たちのことで手いっぱいだった」。
急いで保健所に電話した。日本ネコの交配種で毛並みが長く、右ほおにほくろがある。
写真を持って保健所や県獣医師会などが設置した動物救済本部を訪れたが、情報はなかった。
県柏崎地域振興局によると、柏崎市、刈羽村に狂犬病対策のため登録されているイヌは4145匹。
ペットフードの出荷量などから、ネコはその2~3倍はいると推計され、
野良ネコを含めると市内に1万匹以上いるとみられる。
だが地震以降、エサの豊富な避難所周辺でもネコが歩く姿は見かけなくなったという。
柏崎保健所に設置された救済本部には、25日午後2時までに一時預かりやエサの提供など、
動物に関する相談が計151件あった。うちイヌの行方不明の相談は3件、ネコは15件。
中越動物保護管理センターの阿部久司副参事は
「動物パトロールをしているが、特定のネコを捜すことは難しい」と対応に苦慮している。
~長文につき、つづく~
毎日新聞 2007年7月26日 14時37分
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