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監視員５倍増の７０人 泊３号機不審火 北電が再発防止策（07/26 00:08）
後志管内泊村で建設中の北電泊原発３号機で、七月に入って四件の不審火が相次いでいる
事件で、北電は二十五日、監視員を五倍の七十人に増やし、作業員に対して複数での行動を
義務づけるなど、監視体制を強化する新たな再発防止策を発表した。北電は、防止策の実施
後に、原子炉建屋内で中断している工事を再開する方針だが、時期については未定としている。
従来の監視体制では、原子炉建屋と補助建屋の階層ごとに一人か二人が巡回していたが、
これを改め各階層を五十に区画分けして、すべてに監視員を置く。また、同原発工事では
一日に最大千五百人の作業員が出入りするが、今後は担当区域ごと約十種類に色分けした
リボンを身につけさせ、作業に関係のない人間を識別しやすくする。監視カメラも増設する。
このほか、午前八時すぎから午後五時まで実施するエリア監視と終業パトロールが始まる
同五時半までの間に、監視に三十分間の空白があったことから、作業が午後五時に終了した
後も、すべての作業員が退去するまで監視を続ける。
北電は十一日に起きた三件目の不審火以降、出入り口を限定するなどの対策をとっていたが、
二十四日の不審火を防げなかった。今回の防止策について同社は「現時点で考えられる
最大限の対策」としている。
一方、道と地元四町村が二十五日に実施した現地調査では、二十三日に溶接用機械の電源
コードが人為的に切断された場所や、二十四日に不審火が起きた作業現場を視察。工事現場の
出入り管理など安全対策の状況を確認した。
ソース
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