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「今回の参院選は、日本が今後国際的にどんな役割を果たすべきか、安倍晋三首相が示し
たビジョンへの賛否が問われるべきだと思っていたら、一連のスキャンダルと年金制度の
管理ミスだけが争点のようになってしまった。これはシェーム(恥)だと思う」
今の選挙のキャンペーンを「恥」という激しい言葉で評したのは、米国の若手日本研究学者
マイケル・オースリン氏である。米国大手紙への7月上旬の寄稿だった。
(中略)
米国のマスコミの参院選に対する関心もきわめて低い。大手紙誌で日本の今の選挙戦を
詳しく報道や論評した記事はごく少数である。
その理由について、日本の安保政策などを長年研究してきた60代のベテラン学者、国防
大学国家安全保障研究所のジム・プリシュタップ上級研究員は「選挙戦が、米国側でも関
心の深い日本の長期の外交戦略、つまり北朝鮮の核武装や中国の勢力拡大への対処法
などを論じず、スキャンダルだけが大きく投射され、もっぱら安倍首相への信任投票となっ
たからでしょう」とみる。
この点、オースリン氏は次のように語る。
「民主党も政権の獲得を真剣に考えるならば、世界における日本というビジョンを大きく描かね
ばならないが、代表の小沢一郎氏は『永遠の革命家』という感じです。いつも闘いを挑むけれ
ども、自分自身がどんな政策を有しているのか、不明という意味です」
一方、オースリン氏によれば、安倍氏は「より強い日本、より自信ある日本」を目標に、民主
主義や市場経済を基盤とし、安保努力の増強や日米同盟の強化を目指すという点で、是非
は別にしても、政策の方向は明確だという。
(抜粋。全文は URLリンク(www.sankei.co.jp) )