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・ボタンがないデザインや「iPod」が組み込まれたことで話題になっている米アップルの
新しい携帯電話「iPhone(アイフォン)」。先月29日に米国で発売されるとたちまち品薄になり、
世界的に注目されているが、日本発売の時期にめどが立たない。なぜだろうか。
「5年は先行した革命的な製品だ」。アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者は
発売に当たってこう自賛した。同社は今後、アイフォンを順次世界で発売する計画だ。
販売を開始した北米に続き、今年後半には欧州で、08年にはアジアで開始する。
アイフォンは、斬新なデザインにアイポッドなど多くの機能を入れ、画面に触れて操作する
タッチパネルで使いやすさも向上させた。
日本の携帯会社の関心も高く、NTTドコモは株主総会で「導入を重要なものとして検討して
いきたい」と表明した。国内にもアップルのファンを中心に「使いたい」という声は多い。だが、
アップルは「アジアでの発売に日本が入るかどうかは分からない」と説明している。
日本での発売が例外となりそうな最大の理由は、各国との通信方式の違いだ。アイフォンは
音声通話を中心とする第2世代の携帯電話で、欧米やアジア各国で使われている
「グローバルスタンダード(世界標準)」となっている「GSM」方式を採用している。しかし、
日本だけが第2世代に独自の方式「PDC」を採用、アイフォンはそのままでは使えない。
また、日本ではドコモの「FOMA」など、高速データ通信が可能な第3世代の携帯が既に
普及。内蔵カメラの精度やデータ通信の速さなどの機能は、日本の携帯が優れており、
アイフォンがどれだけ消費者に受け入れられるか不透明だ。
さらに、携帯各社には第2世代のサービスを中止する方針がある。アイフォンを日本で使える
ようにするには、第3世代の新機種が必要となるが、開発には1~2年の期間と数億円単位の
開発費用もかかるとされる。
携帯電話の売り方も障害となる。
アイフォン導入による加入者増か、従来どおり携帯電話事業の主導権を守るのか。
日本の携帯会社は、難しい判断を迫られることになる。(一部略)
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