07/07/24 10:24:59 0
>>1より
先の通常国会では「保険料徴収などの経費は給付と密接不可分なコスト」
(柳沢伯夫厚労相)との理由で、給付以外への流用の恒久化を盛り込んだ社保庁改革
関連法が成立。これにより、流用額は今後も膨らみ続けることが予想される。
流用の恒常化に関し、社保庁は「年金事務費の使途は保険料徴収に関係する経費に
限定する」と説明。同改革関連法では、保険料を年金給付以外に使用する場合、
インターネット上での公開を義務付けている。
しかし、こうした流用が年金財源を目減りさせているのも事実だ。野党は「事務費は
バケツの穴になる恐れがある」と批判しており、保険料流用の是非が再び問題化する
可能性がある。【中西拓司】
◆年金保険料のうち給付以外に流用された総額◆
<旧年金資金運用基金関係>
グリーンピア建設費 3140億円
被保険者の住宅融資 1兆5400億円
事務費交付金 5100億円
福祉医療機構への支出 120億円
<社会保険庁関係>
年金福祉施設の整備費1兆4000億円
年金相談などの経費 1兆9000億円
年金事務費 1兆円
委託事業 2000億円
総計 約6兆9000億円
※1945~07年度までの総額。06、07両年度は見込み額