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厚生労働省の直近の調査で、2005年には82人(男性70人、女性12人)が餓死していました。
04年には、71人(男性57人、女性14人)、03年には97人(男性77人、女性20人)となっています。
厚労省によると、調査は死亡診断書に「餓死」と記されたものを集計したもの。餓死状態で
発見されたさい、死亡診断者に別の病名がつけられる場合もあり、実態はさらに多いとみられ、
「厚労省調査の数字は氷山の一角」と研究者は指摘します。
餓死者は1995年を境に急増します。前年まで20人台だったのが、95年に61人となり、以後毎年、
100人近くが餓死しています。05年まで11年間の餓死者は867人にのぼっています。
財界と自民党政府は、85年の派遣法の成立、96年の改悪などと労働法制を改悪、一方で大規模
リストラを繰り返し、非正規雇用が急増、95年に1000万人を超え、06年には1677万人と増え
続けています。完全失業率も、それまで2%台だったのが95年には3%台になり〇六年には4・1%に
なっています。
働いても生活保護水準以下の生活しかできないワーキングプアの増大が社会問題として
噴出しています。厚労省は、生活に困った人の最後のセーフティーネットである生活保護について
申請拒否や追い出しなど排除策をとり、予算も削減してきました。この結果、生活保護を必要とする
人のうち生活保護をとっているのは二割前後(捕捉率)との試算もあり、大半が最低生活水準以下の
生活を余儀なくさせられています。
(以下略)
年間の餓死者数
URLリンク(www.jcp.or.jp)
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