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29日投開票の参院選で、産経新聞社はFNN(フジニュースネットワーク)と合同で19日
から21日、世論調査を行い情勢を探った。
与党の過半数維持には64議席の獲得が必要だが、自民党は支持層を固められず、選挙区、
比例代表ともに苦戦し、公明党も前回の13議席確保は微妙で与党での過半数割れが濃厚
だ。民主党は選挙区、比例代表ともに自民を上回り、獲得議席を50台後半に伸ばす可能性
があり、参院での第1党は確実となった。ただ、選挙区は接戦が多く、投票先を決めていない
有権者が4割程度と情勢はなお流動的だ。
自民の獲得議席は、橋本龍太郎首相が退陣した平成10年の44議席前後にとどまる可能
性が強い。
29の1人区の多くは接戦で、自民が議席を固めたのは群馬、石川、和歌山、山口。富山、
福井、愛媛、佐賀、長崎、大分などは接戦だが、優位に立っている。
民主は、岩手、山形、山梨、三重、滋賀、奈良で議席獲得の見通しで、接戦の青森、栃木、
岡山、香川、高知などで優勢だ。野党共闘の無所属候補は沖縄で勝利しそうなほか、秋田
で優勢。国民新も島根で議席獲得の可能性がある。
複数区は2人区の多くで自民、民主が議席を分け合う形。民主が2人擁立した新潟で議席
独占の可能性が出てきた。3人区は民主が2人擁立した千葉で2議席獲得の勢い。埼玉、
神奈川、愛知で自民、公明両候補と激戦を展開。5人区の東京は自民1人、民主2人、公明
候補が抜け出し、残る1議席を自民、無所属候補らが争う。
比例代表は、自民が過去最低だった10年の14議席を下回る可能性がある。民主は前回を
上回る20議席台を獲得しそう。公明は前回の8議席、共産は4議席、社民も3議席の獲得が
微妙な情勢だ。国民新は1議席獲得をうかがう。
一方、同時に実施した政治意識調査で安倍内閣の支持率は29.1%と、昨年9月の政権
発足以来、初めて30%を割り込んだ。
産経新聞 URLリンク(www.sankei.co.jp)