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★『アルツハイマー』発言 麻生外相、撤回し謝罪 『安倍不信』拡大も
麻生太郎外相は20日午後、中国と日本のコメの価格差をめぐり「アルツハイマーの人でも分かる」と
発言したことについて「不適切だった。発言を撤回するとともに、不快な念を持たれた方々におわび
申し上げたい」と謝罪した。
外務省で記者団の質問に答えた。
与党は、麻生太郎外相が日本と中国とのコメの価格差を「アルツハイマーの人でも分かる」と発言したことが、
参院選にマイナス材料になるとして懸念を強めている。
安倍内閣は昨年九月の発足後、佐田玄一郎前行政改革担当相が事務所費問題で、久間章生前防衛相が
「原爆投下はしょうがない」発言でそれぞれ辞任。松岡利勝前農相が自殺し、9カ月余りの間に三閣僚が交代。
加えて、柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言や、松岡氏の後任に任命した赤城徳彦農相にも
事務所費問題が浮上するなど、首相の任命責任が厳しく問われている。
安倍内閣の支持率が急落した直接原因は、年金記録不備問題だったが、記録訂正の是非を判断する
第三者委員会創設などの対応策を矢継ぎ早に打ち出した後も、支持率が反転上昇する気配は一向に見えない。
自民党関係者は「年金問題への対応にとどまらず、人事を中心に未熟さを露呈した
首相自身に対する不信が有権者の間で強まっているのではないか」と分析する。
そこに飛び出したのが麻生外相の「アルツハイマー発言」だ。(続く)
東京新聞 URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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