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原発と消防のホットライン使えず 扉ゆがみ部屋に入れず
新潟県中越沖地震による東京電力柏崎刈羽原発の火災で、
原発と柏崎市消防本部を結ぶ専用通信回線(ホットライン)が使えなかったことがわかった。
ホットラインを設置していた建物が被害を受けて、職員が中に入れなかったという。
また、放射性物質を含んだ水が海に漏れた問題では、調査にあたった社員らが放射能汚染の存在を疑い、
同じ場所で3回も水を採取し直していたことが判明。結果として大幅な報告遅れにつながっていた。
東電が20日、経済産業省原子力安全・保安院に報告した。
3号機の変圧器火災は16日午前10時13分に起きた地震の直後に発生。
当直の社員が発見後すぐに119番通報したが、電話がつながらなかった。
発電所事務本館1階にある緊急時対策室には、消防へのホットラインがあったが、
地震で事務本館の部屋の扉がゆがみ、中に入ることができなかった。
119番通報がつながったのは火災発生から12分後だった。
初期消火は社員ら4人で開始した。
しかし、消火配管が地震で破断して消火栓からの放水が少なく、消火できなかった。
油による火災とみられ、変圧器が爆発する危険もあったことから、
社員らは午前10時半ごろ、安全な場所に避難したという。
消火活動が再開できたのは消防が到着した11時半過ぎ。鎮火したのは午後0時10分だった。
この間、発電所には消火栓の代わりに軽トラックに積んだ小型動力ポンプが備わっていたが、
「使用を思い当たらなかった」(東電幹部)という。
~長文につき、つづく~
朝日新聞 2007年07月21日09時19分
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