07/07/22 10:31:55 Nd4qCygR0
何故か本で読んだ話を思い出した。
20年以上も前の実話。
ある会社の社長が突然、自殺してしまった。
葬式等も無事に終えた数ヶ月後、未亡人の元に小さな子供を連れた
見知らぬ女性が尋ねてきた。
「実は私は長い間亡くなった社長の愛人だった者で、
この子は社長との間にできた子です」
確かに子供は亡くなった社長に瓜二つで、
女性の言葉に驚いた未亡人だったが、
「どうせ、遺産目当ての嘘だろう」と思い、相手にしなかった。
すると女性は「証拠は有ります」と過去に社長から送られてきたという
古ぼけた数通の封書をバッグから取り出した。
確かに内容は「愛人契約として年数百万円支払う」
「もし、子供ができても俺は子供がいないのでかえって嬉しい」等の
明らかに愛人契約の内容だった。
しかし、文章は当時流行っていたワープロ専用機での印刷で
肉筆は封筒の宛名書き位だけだった。
未亡人は「宛名の筆跡は全然違うし、ワープロで作成された物なんて
本人の物か信用できない」と突っぱねたが、
女性は「社長の秘書の方が代筆した物です」と反論した。
確かに筆跡は秘書の文字に似ていたが、
秘書は病気で既に他界しており、本人に内容の確認はできない。
結局、裁判ではある証拠からこの手紙は本物と推測された。
どんな証拠から封書は社長が出したと推測された?。