07/07/20 18:07:10 0
(>>19のつづき)
しかし、なまじっか常識的で、小泉前首相ほど非情ではない安倍首相は、党内の大反対も
あって、ついに全員変えることができなかった。
それに対して、民主党は前回自民党に大敗したので、負けた候補を全部変えた。若い新鮮な
候補がそろっている。自民党は負けて当然の候補がずらりと並んでいる。この玉の違いが今度の
自民党の逆風というか、安倍自民党の参議院選挙の苦しさだと思う。
そのようなこともあるが、基本的にはここまで述べた問題こそが決定的に安倍内閣に不利な
要因となっている。この構造を理解しないと政治はわからない。
こうしたことを新聞もテレビもほとんど報道しない。故・松岡利勝前農林水産大臣がどうとか、
赤城徳彦農林水産大臣や伊吹文明文部科学大臣がどうしたということばかりやっているのだ。
小泉前首相は公務員制度改革はよほど準備をして根回ししてやらないと難しいと言っていたが、
安倍首相はそこが足りなかった。甘く考えていたと言えるかもしれない。そのために官僚の
クーデターに遭って苦しんでいる。
社会保険庁の解体・民営化も、新・人材バンクも、今度の選挙で安倍内閣が負けて安倍首相が
退陣したらご破算になる可能性がある。だから、官僚たちは何としても安倍内閣を潰さなくては
ならないとその機会を狙っている。
さらに自民党内部からも、経世会を中心に、官僚制度を守りたい人たちが「公務員制度改革を
して人材バンクのようなものをつくったら、優秀な人材が官僚にならないから反対だ」と、公然と
言い始めている。新聞も、「反安倍」ばかり大きく報じる状態だ。「“美しい国”とはなんだか
わからない」など、新聞ではここのところ連日「安倍批判」というものが展開されている。
このように、社会保険庁解体と公務員制度改革は、自民党内外からの安倍政権への逆風と
なっているといえるだろう。だが、この安倍政権への逆風を仕掛けたのはとりも直さず官僚であり、
自民党内の反安倍勢力である。そしてそれを煽っているのがマスメディアだ。その壮絶な反撃に
安倍政権が苦境に立たされているというのが、参院選を前にした今の状況なのだ。(以上、一部略)