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★動物虐待や死体画像、ワンクリも削除要請へ
■警察庁委託「ホットラインセンター」が指針見直しへ
・インターネット上の違法・有害情報について、一般利用者からの通報を受け、プロバイダー
(接続業者)などに削除を求める「インターネット・ホットラインセンター」は、動物の虐待
映像や人間の死体画像、ワンクリック詐欺サイトについても、新たに削除要請する方針を
固めた。運用指針(ガイドライン)に基づき、わいせつ画像や児童ポルノなどを削除対象と
してきたが、寄せられた全情報のうち約8割が指針以外で、宙に浮いたため対象を拡大
することにした。今秋にもガイドラインを見直す。
センターは警察庁の業務委託を受けた「インターネット協会」が運営。昨年6月に開設された。
ガイドラインで、わいせつ画像や児童ポルノ、規制薬物や他人名義の口座の売買情報など
7項目を「違法情報」に、人を自殺に導いたり、違法行為の請負など3項目を「有害情報」に
規定。違法情報と判断した場合は警察庁に、有害情報はプロバイダーやサイト管理者に
削除を要請する。
警察庁によると、センターには開設から1年間で6万10件の通報により6万5350件の
情報が寄せられた。このうち、「違法情報」は9439件、「有害情報」が2562件だった。
5596件がプロバイダーなどに削除が求められ、実際に4582件が削除された。警察は
情報を基に18事件を摘発、15人を逮捕。約400事件を捜査中だという。
しかし、残りの全情報の約8割にあたる5万3349件は違法・有害に当てはまらない「その他」に
分類され削除要請されなかった。
このため、センターは削除要請されなかった“グレー情報”を精査。「ネット掲載の裏で違法
行為が行われていると推測されるものがある」として、(1)動物の虐待映像(2)人間の
死体画像(3)ワンクリック詐欺サイト-を新たに有害情報に盛り込む方針を固めた。
(1)や(2)は、フェレットを虐待した様子をネット公開した男や、児童の死体画像サイトを
開設していた小学校教諭が逮捕され、(3)は1万件以上の通報があったことなどを考慮した。
URLリンク(www.iza.ne.jp)