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★中越沖地震 微量の放射能漏れ海水中へ 柏崎刈羽原発で
東京電力柏崎刈羽原発(1~7号機、新潟県柏崎市、刈羽村)では、稼働中だった2、3、4、7号機
が自動的に緊急停止した。地震発生直後の午前10時15分ごろには、3号機のタービン建屋に隣接
した変圧器から火が出ているのを、同社員が発見。約1時間後に駆けつけた消防署が化学消火剤で
消したが、約2時間にわたり黒煙を上げ続けた。また、同社は6号機から微量の放射能を含んだ水
約1.2トンが、海水中に放出されたと発表した。
同社と経済産業省原子力安全・保安院によると、同原発から中越沖地震の震央までの距離は
約9キロ。国内では最も原発の近くで発生した大地震とみられる。
同社によると、燃えた変圧器は、原発で発電した電気の一部を発電所内で使用するために電圧を
下げる機器。出火原因は不明だが、同社は、変圧器内の油が地震の揺れで漏れ、引火した可能性も
含めて調査している。
一方、海水中に放出されたのは6号機の使用済み核燃料プールの水とみられる。地震の影響で
プールの水が原子炉建屋内の周囲にあふれ、排水に混じったらしい。放射能の量は約6万ベクレルで、
ラドン温泉の温泉水6リットル程度が含む放射能と同程度。法令の基準以下で人体に影響はないという。
同社は、他の6基でも建屋内のプール周辺での水漏れを確認した。外部への放射能漏れがないか
調べているという。【中村牧生、高木昭午】
7月17日9時53分配信 毎日新聞
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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