07/07/14 17:51:41 MlQ9M+yx0
>>650
ある飛行機の旋回性能は、
1.その機のG制限(Gスーツが無い時はパイロットのG制限)以下でなければならない
2.その機の速度ごとの失速を起こす角速度以上でなければならない。
という2つの条件で、縦軸角速度・横軸速度のグラフにして領域を求める。
そうすると、2つの線が交わったところが、最大の角速度を発揮できる領域という事になる。
これを2つの線の交点からコーナー速度と呼ぶ。
1については、基本的にどの機種でも一緒なので、たとえばマスタング側がコーナー速度で
旋回している最中は、零戦はそれに追尾はできるが、旋回の内側に回りこむ事はできない。
零戦側のコーナー速度は、マスタングの2の制限にひっかかるためにマスタングは追尾できない。
マスタングが零戦に追いかけられた時はあわてて急旋回せずに、自機のコーナー速度近辺
で大きな旋回戦を挑めば、零戦とは格闘する事が可能。というか、余剰推力の関係で零戦
側は徐々に脱落していく(高度にもよる)。つまり、上に回って速度を落とすのは厳禁で、
高度を速度に変えてエンジンパワーを補助しながら、下に向かって旋回戦していく。
まあ、書き出すと長くなるからこのくらいで。
>いつでも、ヒット・アンド・アウェイが出来るとは限らないと思う。
アウェイを考えずにヒットしに行っちゃ駄目でしょ。
というか、相手とであったときに、ほとんど勝負は決まっている。
そういう意味では最強の戦闘機というのは、誰にも負けない逃げ足を持っている戦闘機という事になる。
少なくともWW2時代はね。