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★[ニート対策]東京都が支援マニュアル作成 来年度から
・東京都は来年度から、ニートや引きこもりの若者対策として、支援団体の間で共有できる
独自のマニュアル作成など、新たな取り組みを始める。都内約5800のNPO(非営利組織)
から先進的な取り組みを集約し、作成に生かす。ニートや引きこもり対策は民間主導で
行われているが、指導方法はまちまちで、過去には過度な身体的拘束から入所者が
死亡した事例もある。都は有効なノウハウを広めることで、支援の質と量の拡充を
目指したいとしている。
都青少年・治安対策本部は6月、教育や福祉分野のNPOを対象に、若年層(15~34歳)
向けの自立支援活動の内容についてアンケートを実施。さらに今後、職員が直接視察する。
この結果に基づいて有効な支援策と判断した事例を絞り込み、今年度末をめどにマニュアル
として完成させる。
総務省の推計では、全国のニート人口は06年度で約62万人。一方、引きこもりは、
本人と社会の接触が乏しいため実態把握が困難で、調査主体により32~160万人と
大きく異なっており、「データ不足でどの程度の規模の支援が必要か分からない」(同本部)
状況という。
支援はほとんど民間が行っているが、昨年5月には名古屋市のNPO「アイメンタルスクール」で
職員らが入寮中の男性を鎖で縛り付けるなどして死亡させた逮捕監禁事件が発生。指導内容の
問題が露呈した。運営理念や指導方針、スタッフ数なども団体によってばらつきがあり、一人一人に
必要な支援にまでは手が回らない面もある。それでも、家族は受け入れ可能なわずかな施設に
頼らざるを得ず、レベルの向上と受け皿の拡大が求められていた。
東京都立川市の若者支援NPO「育て上げ」ネットの工藤啓理事長は「ひきこもり・ニート支援で
共通して大切なのは現場、若者の目線でとらえ、サポートすること。支援に取り組む人も都の
取り組みに参加すれば、より効果的な支援の選択につながるのではないか」と話している。
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