07/07/12 22:54:40 0
・ある朝、いつものように魚を焼く。 タイミングを計って食卓に出す。夫は新聞を読んでいる。
「ご飯できたわよ」背中に話しかけても返事がない。夫は新聞から目を離さない。魚が冷める頃、
夫はテーブルにつき、魚の上に手をかざし、温度を測るふりをした後、魚の皿をわきに置く。
「俺にこんな冷めた魚を食わす気か」じっと魚の皿を睨み付ける。私はまた立ちすくむ。
これはサイト「モラル・ハラスメント被害者同盟」の冒頭文章。管理人である熊谷さんの体験談。
「モラル・ハラスメント(モラハラ)」とは「精神的な暴力、嫌がらせ」のことをいい、セクハラ、
パワハラ、DVなどもこれに含まれる。少しずつ認知されてきてはいるが、まだまだ知られて
いない家庭内「モラル・ハラスメント」の実態が、このサイトには生々しく綴られている。
ハラスメントを行使する人を「ハラッサー」と呼ぶが、サイト内ではあえて「モラ夫」と呼んでいる。
「誰のおかげで生活ができているんだ」というのが常套句だが、「関白亭主」と「モラ夫」は違う。
「モラ夫」は妻を傷つけ続けることで、恐怖と罪悪感を植え付け、支配し続けようとする人種だ。
まっち~さんは、元夫との壮絶なバトルを克明にブログに記している。彼女の元夫は、快活で
極めて礼儀正しく、対外的にはほとんどの人が好印象を持ち、高い評価も受けていた。さわやかな
言動と清潔感溢れるルックスを、彼女も当然のように信じて結婚してしまったのだという。数年後、
逃げ出したくなるほど、夫に恐怖感を抱くに至るとは知らずに。
まっち~さんに「結婚前にモラ夫に気づけないか」と尋ねてみた。
「答えは“無理”ですね。皆『ちょっと変かな』と思う点があっても『誰にでも欠点はある』と思って
しまう。というか逆に、 その程度の欠点しかモラ(ハラッサー)は見せないのです。もちろん私も、
結婚前に度重なる虐待を受けていれば、何が何でも結婚はやめたと思うのですが、実際のところ、
彼らはウチとソトの使い分けが非常に上手いので、また恋愛から結婚までが非常に短い人が
多いことから、恋愛期間にモラを事前に見抜くのは本当に難しいと思います」(>>2-10につづく)
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