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北京─中国産の食品や薬品の危険性に関する指摘が相次ぐなか、
中国当局は11日、海外輸出製品をめぐる問題が限定的であると主張した。
同国商務省の報道官は定例記者会見で、当局が海外メディアが伝えた
「疑念やコメント」に注意を払っていると語ったうえで、
「一部製品の問題を中国からの輸出品全体に拡大するべきではない。
中国製品は世界各国の販売業者や消費者に認知され、受け入れられている」と強調した。
報道官はまた、中国が常に輸出品の品質に大きな注意を払っており、
国内輸出業者に対して「輸入業者と交わした契約の厳密な順守と、
輸入国の基準に沿った品質管理」を求めていると発言。
中国産食品の安全性をめぐる最近の問題で、
貿易が打撃を受ける可能性はない、との認識を示した。
食品や薬品の安全をめぐる問題は、中国国内でほぼ毎日報じられている。
2004年には安徽省で、栄養価のない偽の粉ミルクを与えられた少なくとも
13人の乳児が死亡。最近では深センの市場で、
病気のブタの肉が販売されていたことが判明した。
10日には、収賄と職務怠慢の罪に問われた中国国家食品薬品監督管理局の
鄭筱萸・前所長(62)の死刑が執行された。共産党機関紙の人民日報は、
汚職に関与している当局者に対する「警鐘」だとしている。
同管理局関係者は10日の記者会見で、一部幹部の不祥事が恥ずべきことであり、
深刻な問題が露呈したと述べる一方、食品や薬品の
安全監督がまだ不十分であることを認めた。
別の当局者は、開幕が約1年後に迫った北京五輪の
各国代表団に対し、食の安全を確約した。
URLリンク(www.cnn.co.jp)