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2007年07月11日16時16分
北九州市小倉北区の独り暮らしの男性(52)が自宅で亡くなり、死後約1カ月たったとみられる状態で
10日に見つかった。男性は昨年末から一時、生活保護を受けていたが、4月に「受給廃止」となっていた。
市によると、福祉事務所の勧めで男性が「働きます」と受給の辞退届を出した。だが、男性が残していた
日記には、そうした対応への不満がつづられ、6月上旬の日付で「おにぎり食べたい」などと空腹や
窮状を訴える言葉も残されていたという。
市などによると、10日、男性宅の異変に気づいた住民らから小倉北福祉事務所を通じて福岡県警
小倉北署に通報があり、駆けつけた署員が部屋の中で、一部ミイラ化した遺体を発見した。目立った
外傷はなく、事件の可能性は低いという。11日にも解剖して死因を調べる。
男性は肝臓を害し、治療のために病院に通っていた。市によると、昨年12月7日、福祉事務所に
「病気で働けない」と生活保護を申請。事務所からは「働けるが、手持ち金がなく、生活も窮迫している」
と判断され、同月26日から生活保護を受けることになった。
だが、今春、事務所が病気の調査をしたうえで男性と面談し、「そろそろ働いてはどうか」などと勧めた。
これに対し男性は「では、働きます」と応じ、生活保護の辞退届を提出。この結果、受給は4月10日付で
打ち切られた。この対応について男性は日記に「働けないのに働けと言われた」などと記していたという。
>>2以降に続く
ソース:
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